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THW CROSSINGTHW CROSSING

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Introduction

香港と深センを越境通学する女子高生ペイ。一国二制度による税金差の背景で起こったスマートフォンの密輸問題。
今も変わらない貧富格差、過酷な状況下で起こりうる問題をリアルに描かれている。

香港と深セン2つの場所を毎日行き来しているペイは、引き離された文化の中に生きている。
家族生活と友情、上層階級と下層階級、そして普段の日常生活と犯罪間を行き来する彼女は、命の危険と生計を維持する苦労、世界の若者が直面する道徳的な問題に立ち向かう様子が本作では表現されている。
2年間の入念なインタビューやリサーチを重ねたうえで脚本を執筆した白雪(バイ·シュエ)監督は、今まで中国映画であまり描かれることのなかった青少年の裏事情、香港と中国大陸の現状をリアルに描き、青春の輝きと脆さを映し出した。

今も変わらない中国大陸と香港事情

「越境通学」
香港市民権を持つ子どもは中国本土で居住しているが、香港の学校で勉強することを指す。
子どもは通学のため、毎日中国と香港との境界線を越える必要である。その原因は一部の「越境家族」または香港人家族は父親の勤務先が原因で中国本土に長期滞在する必要がある。
中国本土の教育制度と香港の教育制度は差異が存在しているため、それらの家族は殆ど子どもを香港の学校で勉強させる。「越境通学」は 1997年以前にも存在している。
作中の主人公ペイは大陸出身の母親と香港出身に父親の元に生まれており、ペイは毎日、大陸から香港の学校に通っている。

「香港と大陸 間の税金差で起こる密輸」
中国の「一国二制度」により、香港では関税の優遇措置が講じられている。その結果、電子機器、ブランド品、ベビー用品などの商品が割安になっており、香港の商品を大陸へ密輸する者たちが多くいる。
近年では、そういった事件発生を防ぐために密輸防止策が強化されている。
作中では、主人公ペイが香港と大陸間のスマートフォンの密輸団の仲間に入り、越境通学の環境を利用して密輸に手を染めている。

COMMENT

地理的、政治的な境界、人と人との境界、私たちの内や外にある様々な境界。 多文化社会の中で、子どもから大人へと未知の領域に踏み込んでしまう少女の姿を、伝統的な構成と語り口を用いながらも、監督の新鮮な目線で観客の目を釘付けにしました。

第14回大阪アジアン映画祭 来るべき才能賞 受賞理由

本作は、映画の場面、一つ一つを記述し続けたくなるほど、魅力ある映像で溢れ、最後までヒリヒリと観るものの心を引きつけるのです。

映画レビューサイト Cinemarche

活気に満ちた作品であり、主人公のペイペイの成長とともに、犯罪の部分とのバランスも良かった。TheCrossing はデビュー作として非常に大胆であり、映画としてストーリーを語るのに何ができるのかの試みだった。

Stephanie Watts, One Room with A View

作品の強さと新鮮さ、青春をテーマにしながら中国の今日と未来を語っていることに強く惹かれました。

平遥国際映画祭 審査官

新人監督と新人俳優による鮮烈なデビュー作。

Clarence Tsui, Hollywood Reporter

“白雪監督の作品は満ち溢れてひらめき、今の時代において、商品、欲望、人間性の悪循環がボーダーを超えた繰り返されることを、彼女の知性と早熟の感覚で表現できた”

Shelly Kraicer, Cinema Scope

『The Crossing』は白雪監督のデビュー作でとても素晴らしい作品である。
地理的、政治的、言語的な境界により引き裂かれたアイデンティティを持ち、成年に達したばかりの少女の姿を支点として作品を完成させた

Aliza Ma, Film Comment

Story

香港出身の父と中国大陸出身の母を持つ 16 歳の高校生ペイは、毎日深センから香港の高校に通っている。
母は麻雀で生計を立て、父は香港で別の家族を持ちながらトラック運転手をしている。
家族がバラバラで孤独なペイにとっての心の拠り所は、親友ジョーと過ごす時間。2 人は北海道旅行を夢見て、学校で小遣い稼ぎをしていた。ある日家に帰る途中、香港と深センの間でスマートフォンの密輸グループに巻き込まれるが、すぐにお金を稼ぐことができると知るとペイはお金欲しさに親友ジョーの彼氏ハオにお願いして密輸団の仲間に入り、危険な裏の仕事に手を染める。

密輸団での仕事をこなしていく内に、ペイは自然とハオと密接な関係になり。ハオは密輸団のリーダーに内緒で、ペイに大きな仕事を持ちかける。ペイとハオが密接な関係にあると気づいたジョーはペイに問い詰める。
その時、ペイはジョーとの友情が試される。

Staff&Cast

バイ·シュエ

監督バイ·シュエ(白雪)

2007年 北京電影学院監督科卒
2013年 同大学院芸術修士卒
2017年、2年かけて『THE CROSSING ~香港と大陸をまたぐ少女~』(原題:過春天)の脚本を完成。中国監督協会の第2回 CFDG 中国青年監督援助計画(青葱計画)に参加、5強に選ばれる。
同年、『THE CROSSING ~香港と大陸をまたぐ少女~』(原題:過春天)が万達影業(Wanda Pictures)の出資を得て撮影開始、2018年に製作完成する。

MESSAGE

「THE CROSSING~香港と大陸をまたぐ少女~」は私が初監督の長編映画作品です。
今回、私の監督作品が日本で上映できることをとても嬉しく思います。
この作品は非常にリアルな作品で、香港と深センの2つの都市の迷い、衝動、偽ブランドの密輸などを描いています。
ペイは毎日深センと香港を通学で往復し、彼女の視点から物語が語られます。
もう1つは、特殊な青春物語だということです。
2015年、深センと香港を毎日通学で往復する学生に関する脚本を書きたいと決意しました。
彼らの日常生活を知るために、2年間で何度も香港と深センに行き、綿密な取材をしました。
各年齢層の越境児童たち、時にはその保護者を取材しました。
税関の役人にも取材し、ノートに2万字以上のメモを取りました。

こういう人達は深センに住んでいるものの深センには友達がいない、香港の学校で勉強しているものの香港には家がない。
正直に言うと、このようなジレンマはある意味で普遍性があります。
世界中の移民たちもこのようなジレンマに直面しているのではないでしょうか。
本作は青春映画ですが、単純に青春と成長を描いた作品ではありません。

私は若い映画監督としての視点で、今を生きる現実に意識を向けたいと思います。
これが映画人としての使命だと思っています。同時に、映画を使って私の眼に映る世界を今後も描いていきたいと考えています。
2020年という大事な時期に日本で上映することはとても大変なことだと思います。
日本の方々に本作を気に入っていただければ幸いです。

ティエン·チュアンチュアン(田壮壮)

エクゼクティブプロデューサーティエン·チュアンチュアン(田壮壮)

1978年に北京電影学院(監督科)に入学。
1980年に短編映画を制作。
1986年の『盗馬賊』などで世界的にも高い評価を得ている。
2005年に、監督作品「古代茶馬ロードドラム」が第5回中国映画メディア賞で最優秀監督賞を受賞。2007年には「呉清遠」で第10回上海国際映画祭最優秀監督賞を受賞。
その数々の映画作品に関わり活躍の幅を広げている。
監督作に、『狩場の掟』『盗馬賊』『青い凧』『小城の春』など

COMMENT

「本作は2年間の膨大な取材を通して描きました。
映画監督にとって、人生、経験に対する独特な感受性は良い作品を作るカギとなります。
白雪の本作は主人公の経験を膨大な取材を通して描き出しました。
彼女には、映画に対する鋭い直感があり、内外の環境に鍛えられたことと相俟って、撮影期間中はクルーと一体となり、感謝と責任を忘れず、そうしたものが合わさりこの映画を誠意ある作品としています。」

Cast

ホアン・ヤオ(黄堯)

ホアン・ヤオ(黄堯)ペイ役

16歳高校生。香港で生まれ、母親と深センで2人暮らし。
ペイは自分のアイデンティティに悩みながらも愛を強く求めており、愛される機会をつかもうとしていた。同級生の親友ジョーとはよく学校をサボって遊んでいて二人は北海道旅行を約束し、ペイは旅費を稼ぎ始める。
家に帰る途中、香港と深センの間でスマートフォンの密輸グループに巻き込まれ、すぐにお金が稼げるとわかりペイは密輸団の仲間になる。
ハオと時間を共にする事が増え、ペイの世界は変わり始めていた。
ハオに好意を持つ一方、ジョーとの友情が試される。
青春時代にある残酷な事実であることに気づく。

スン・ヤン(孫陽)

スン・ヤン(孫陽)ハオ役

同級生の親友ジョーの彼氏。
20歳のハオは学校を中退し、普段は家族が経営する小さな屋台を手伝いながらも裏ではスマートフォンの密輸の仕事もしている。
お金がすべてと考えているが、
ペイが彼の生活に入ってきてハオの真実の一面に触れる。
ハオもペイをソウルメイトと思うが、
臆病な彼はもう一歩踏み出すことはできなかった。

カルメル・タン(湯加文)

カルメル・タン(湯加文)ジョー役

ペイと親友の同級生。
香港生まれの香港育ちで、可愛くて陽気で、わがまま、うぬぼれと優越感が強く、ヤンキーと少女の両方の雰囲気を持つ。
経済的に恵まれたジョーだが、ペイが原因で、自分には何もないことに気づく。

ニー・ホンジエ(倪虹潔)

ニー・ホンジエ(倪虹潔)ラン役

ペイの母親。
美人で率直な性格。深センに出稼ぎに出ている中、ペイの父親ヨンに出会う。金持ちの香港人の妻になることを夢見るが、現実は残酷だった。

リアン・チージー(廖啓智)

リアン・チージー(廖啓智)ヨン役

ペイの父親。
香港と深センを渡るトラック運転手として稼いでいる。香港に家庭がありながらランとの子供、ペイを授かる。時代と共に、商売が不景気になり、ランとの仲も上手くいかなくなり香港で静かに暮らしている。

エレン・コン(江美儀)

エレン・コン(江美儀)ホア役

密輸グループの女リーダー。
若い男たちを手下に従えている。ペイに自分の若い時の面影を見て気に入り、利発さと気の強さを見込んで、すぐに責任ある仕事を任せる。しかし、彼女にとってペイは一つの駒に過ぎず、ペイがハオと自分の商売を盗ったと知ると痛い目に遭わせようとする。

チアオ・ガン(焦剛)

チアオ・ガン(焦剛)シュエイ役

45歳の中年男。
密輸団女リーダーホアと組み、深セン側の荷の受け手をしている。妻子を故郷に残していて、自分の娘と同じ年頃のペイに関心を寄せる。

Staff

ゼネラル·プロデューサーチェン·ジエンフォン(鄭剣峰)

製作スン·タオ(孫陶)
ハー·ビン(賀斌)

脚本バイ·シュエ(白雪)
リン·メイルー(林美如)

プー·ソンリー 朴松日

撮影プー·ソンリー(朴松日)

主な撮影担当作品に、『発条城市』
『宅女偵探桂香』『早安公主』『無名狂』など

チャン·ジャオカン 張兆康

美術チャン·ジャオカン(張兆康)

香港の優秀な青年美術指導者。
ウォン・カーワイ、ジョニー・トゥ監督の
作品の美術と服装デザインを担当。
代表作に、『激戦』『三国』『一念無明』など
『擺渡人』で金馬奨最優秀衣裳デザイン奨受賞

Matthieu Laclau マシュー·ラクロワ

編集マシュー·ラクロワ(Matthieu Laclau)

パリ第三大学修士
2013年 ジャ・ジャンクー監督『天注定』で金馬奨編集賞。
2017年 同監督『山河故人』でアメリカChlotrudis Awards
最優秀編集賞
主な作品に、『再見瓦城』『相愛相親』『蜻蜒之眼』
『江湖児女』など
●リン·シンミン(林欣民)
●ツァイ·イエンシャン(蔡晏珊)

フォン·イエンミン 馮彦銘

録音フォン·イエンミン(馮彦銘)

中国電影電視技術学会電影類優秀声音奨を多数受賞
近年の作品に、『京城81号2』『情聖』
『ぼくはチャイナタウンの名探偵』『悪棍天使』
『煎餅侠』『全城通緝』『分手大師』など
●リン·シエリン(林雪麟)

カオ·シャオヤン 高小陽

音楽カオ·シャオヤン(高小陽)

北京電影学院卒。
2005年より50本以上の映画、テレビドラマの音楽を担当
主な作品に、『悪棍天使』『情聖』『龍之戦』
『無証之罪』『一出好戯』など
●リー·ビン(李繽)

チャン·ハン 張亘

調色チャン·ハン(張亘)

北京電影学院デジタル電影専業修士卒
代表作に、『邪不圧正』『西虹市首富』『空海』
『ウルフ・オブ・ウォー2』『捉妖記』『西遊伏妖篇』『九層妖塔』など

TRAILER

予告篇90秒

解禁予告

友情編

恋愛篇

密輸篇

Theater

関東地区

東京都

11月20日(金)
TOHOシネマズシャンテ
11月20日(金)
池袋HUMAXシネマズ
11月20日(金)
kino cinéma立川

千葉県

11月20日(金)
TOHOシネマズ流山おおたかの森

神奈川県

11月20日(金)
TOHOシネマズ ららぽーと横浜
11月20日(金)
kino cinéma横浜みなとみらい

茨木県

11月20日(金)
TOHOシネマズ ひたちなか

山梨県

11月20日(金)
TOHOシネマズ甲府

中部地区

静岡県

11月20日(金)
TOHOシネマズ ららぽーと磐田
11月20日(金)
静岡東宝会館
11月20日(金)
シネプラザサントムーン

岐阜県

11月20日(金)
TOHOシネマズ モレラ岐阜

富山県

11月20日(金)
J-MAXシアターとやま

長野県

11月20日(金)
TOHOシネマズ 上田

近畿地区

大阪

11月20日(金)
TOHOシネマズ 梅田

京都府

11月20日(金)
TOHOシネマズ 二条

兵庫県

11月20日(金)
TOHOシネマズ 西宮OS

奈良県

11月20日(金)
TOHOシネマズ 橿原

和歌山県

11月20日(金)
ジストシネマ和歌山

中国・四国地区

岡山県

11月20日(金)
TOHOシネマズ 岡南

九州地区

福岡県

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kino cinéma天神

長崎県

11月20日(金)
TOHOシネマズ 長崎

熊本県

11月20日(金)
TOHOシネマズ はません

大分県

11月20日(金)
TOHOシネマズ 大分わさだ

鹿児島県

11月20日(金)
天文館シネマパラダイス

上映スケジュールは各劇場サイトよりご確認ください。
劇場情報は順次更新致します。